Washi Atelier

WA Materials革新と継承をコンセプトに、和紙原料を軸に農業から素材開発を試みる活動をスタートします。 楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)の性質から研究を始め、産地ごとの特質を活かした繊維開発は、現存する日本の職人と編成されたチームによって行われます。 独自の配合率やレシピから生まれる混紡糸は、織りや編みを通して革新的な可能性を創造します。

WA Atelier is not only about preserving tradition. It is about exploring what this material can become in the future.

Agriculture

楮・三椏・雁皮の性質や特性を活かすため、遺伝子技術を活用した農法に取り組んでいます。

気候変動への対応や品種改良、収量向上の効率化を、科学的な視点から実現します。

CRAFT

繊維の下準備から紙漉きの技に至るまで、

何世紀にもわたり磨かれてきた知が、私たちのアプローチの基盤となってい

ます。

INNOVATION

実験を重ねながら、和紙を糸へと変換し、
新たな構造や仕上げ、用途の可能性を探求しています。
現在も開発は続いています。

MATERIAL ENTRIES

これらの繊維は、何世紀にもわたる素材の知識と、現在も続く実験的な探求 によっ

て形づくられています。

WA Gampi

100%雁皮繊維。

自然な強さ、なめらかな表情、ほのかな光沢から、写経や公文書など保存性を求める用途で使われ、特に正倉院文書にも雁皮紙系統の紙が確認されており、日本最古級の文化を支えた素材のひとつと言われています。

当時の日本では、「千年残る紙」という価値観が重要だと考えられ、単なる紙ではなく“時間を保存する素材”とした歴史があります。

その歴史ある原料を繊維として、テキスタイルとして精緻さと透明感、耐久性、そして自然な美しさを創造した“WA GAMPI”です。

WA Kozo

楮は、奈良時代より写経や公文書に使用され、日本の知識・文化・精神性を記録してきた素材です。長く強靭な繊維を持ちながら、軽くしなやかで、時間と共に美しく育つ特性を備えています。

楮を30%、そして日本でも極めて希少性の高い和紙原料「雁皮」を70%使用し、100%和紙のみで構成された特別な糸として開発されました。

雁皮は古来より、高級料紙や文化財修復にも用いられてきた素材で、繊維表面の自然な艶、緻密さ、滑らかさを持ちます。

そこへ楮特有の強さと呼吸性を掛け合わせることで、軽さ・耐久性・静かな光沢感を兼ね備えた独自の質感を実現しています。

WA Manila

ドライで触感のある表情をもつ、力強い繊維。

より構造性の高いテキスタイル用途に適しています。

マニラ繊維は、古くからロープや海事資材、実用的なテキスタイルなどに用いられ、その高い耐久性と引張強度によって知られています。

WA Bast

大地に根ざしたような安定感としなやかな強さ、そして持続性を備えた繊維。

現代の素材として再解釈されています。

ヘンプなどの植物の靭皮部分から採取されるバスト繊維は、古くから衣服、織物、縄、生活道具など幅広い用途に用いられてきました。

その耐久性や通気性、そして農的な暮らしとのつながりによって、長く親しまれてきた素材です。